西部調剤薬局 業務継続計画(BCP)概要
西部調剤薬局では、災害・感染症・システム障害などの緊急事態に備え、地域の皆さまへの医薬品供給を継続するための業務継続計画(BCP)を策定しています。従業員と患者の安全を守り、「薬の供給を止めない」体制を整備しています。
1.災害発生時の業務継続計画(BCP)
最終改訂:令和7年6月1日
地震・風水害・停電等の災害発生時にも、医薬品を安定的に供給できるよう、行動手順や代替手段、連絡体制を明文化しています。
- 目的:医療提供の中断防止と患者安全の確保
- 基本方針:人命の安全を最優先し、最小限の人員で薬局機能を維持
- 主な対策内容:
- 代替調剤・手作業運用マニュアルの整備
- 医薬品・資材の優先確保と供給ルートの多重化
- 職員・協力業者との緊急連絡体制の整備
- 停電・断水・通信障害時の対応訓練の実施
2.感染症発生時の業務継続計画(感染対策BCP)
最終改訂:令和7年1月1日
新型インフルエンザや新興感染症の発生時にも、地域住民が必要な薬物療法を受けられるよう、感染段階に応じた対応手順を定めています。
- 目的:感染拡大防止と薬局機能の維持
- 基本方針:
- 職員の安全確保と医薬品供給体制の維持
- 来局動線の整理(発熱者の車内・屋外待機)
- 電話・オンラインによる服薬指導への切り替え
- 段階別対応:
- 未発生期:平常業務と情報収集
- 地域発生早期:感染防止対策強化と在庫確保
- 地域感染期:業務縮小・分離対応・代理受取体制
- 休局判断基準:薬剤師2名未満時は一時休局
- 連携体制:神戸市薬剤師会・医療機関・保健所と協力
3.サイバーセキュリティ事業継続計画(Cyber BCP)
第2版:令和7年6月1日
電子薬歴やレセコン等への不正アクセス・ウイルス感染などのリスクに備え、情報保護と業務継続を目的とした計画を策定しています。
- 目的:医療情報の保護と薬局サービスの継続
- 主な想定リスク:ランサムウェア感染・情報漏えい・外部不正アクセス
- 対応方針:
- 検知 → 隔離 → 保全 → 報告 → 復旧の5段階手順
- 初動10分以内報告、60分以内に縮退判断(Severity基準S1)
- バックアップの二重化(クラウド/オフライン)
- 復旧目標時間(RTO):電子薬歴4時間/レセコン8時間
- 個人情報漏えい時は関係機関へ速やかに報告
- 責任体制:
- 医療情報システム最高責任者:管理薬剤師 久保悦子
- 医療情報システム安全管理責任者:薬剤師 畑木智裕
- 評価・改善:年1回の訓練とKPIレビューを実施し、代表取締役が承認
4.定期的な訓練と見直し
各計画は年1回以上の訓練を通じて有効性を確認し、災害・感染症・情報セキュリティの最新動向に基づき改訂を行います。全職員が計画内容を理解し、迅速な初動対応ができる体制を維持しています。
5.お問い合わせ
西部調剤薬局(管理薬剤師:久保悦子)
TEL:078-575-6177
〒652-0804 兵庫県神戸市兵庫区塚本通7丁目1-14号